ビジネス上で必要不可欠なOA機器ですが、その大半はいまだにデスクトップ型あるいはノート型のパソコンです。
「会社の業務と言えばパソコンで行うもの」だとイメージする方も多いのではないでしょうか。
今回注目したいのは、近年導入する企業が増加中の「タブレット端末」です。
荷物の軽量化・テレワーク利用などの利点があるため、業務の円滑化を図ることが可能になります。
活用法1.荷物がかさばらず軽量化が狙える
タブレットの最大の魅力は、なんと言ってもその「軽さ」です。
通勤の際、バッグがパンパンに膨れている方や、肩掛けバッグの紐が肩にめり込んでしまっているような方はたくさんいるかと思います。
そんな毎日の苦労は、タブレットを持つだけで簡単に解決してしまいます。
例として、Apple社のノート型パソコンMacBook Pro(13インチ)の重量は1.37キログラムです。
毎日牛乳パックと缶ビール各1本程度の物を持ち歩いている計算になりますね。
ところが、同じくApple社から出ているタブレットのiPad Pro(10.5インチ)は477グラム。
ノート型パソコンをタブレットに変えるだけで、毎日の荷物が約900グラムも減量することが可能になります。
活用法2.社内外あらゆる場所で作業を行える
タブレットはノート型パソコンと同様、あらゆる場面で作業が可能です。
電車内でパソコンを開きながら作業する方も多いと思われますが、意外と隣の人の体に腕などが当たって迷惑をかけてしまう事も少なくありません。
その点タブレットは、取り出しなどがスムーズにでき、使うスペースも大幅に取る必要はありません。
商談や営業の出先で急に書類を作る必要に迫られても、あらかじめオフィス用のアプリケーションをインストールしておけば利用できます。
もし大きな画面に直接打ち込む事が苦手な方は、取り外し可能なキーボードを搭載しているタブレットを購入すると良いでしょう。
活用法3.営業先で効果的な商品紹介が可能
タブレットを使えば効率良い商品の宣伝が実現します。
商品の宣伝と言えば紙媒体を持ち込んで配布する方法が一般的ですが、具体的な商品の使用法などは実物を用いたデモンストレーションをする必要があり、営業職の方の負担が多くなってしまいます。
この問題点は、タブレットをメイン資料に据えた商談にシフトすれば改善を図ることができます。
商品の使用説明動画を直接タブレット上で営業先に見せるようにしたところ、商品の理解を促せたという企業があるように、視覚的な情報で取引の成功率が上昇するという結果が表れています。
まずは商品をタブレットで理解してもらい、紙のパンフレットやカタログは後でお客様の関心を強めるきっかけ作りとして各媒体を使い分けると効率的な営業が実現します。
活用法4.社員同士の情報共有に最適
「会議開始時刻の直前にミス発見!また印刷し直し……」なんて事態を避けられるのもタブレットならではの魅力です。
会議の準備や資料の修正に迅速な対応ができ、印刷のコストを減らします。タブレット内部のカメラを利用すれば遠方の社員を本社に呼ぶ必要が無くなり、経費削減にも一役買うでしょう。
会議の最中に別のデータで統計をとる必要になっても、サクッとその場で完了。
会議を常に最新情報で進められます。
クラウドサービス上で管理すれば、社内データが漏れる問題も起こりません。
万が一、タブレットを紛失した場合も事前に閲覧者制限をかけておけばセキュリティの強化が可能になります。
タブレットで「スマートビジネス」は実現する
ビジネスは効率良く、スマートである事が望まれます。古いやり方にこだわっていると、企業はいつまでも成長しません。
急速にテクノロジーが進む中で、上手くその波に乗れた企業こそが長く生き残っていきます。
以上で紹介したタブレットの活用法を駆使して、今よりもっと快適なビジネスライフを送りましょう。