数年前までは高価なイメージだった画像加工ソフトですが、現在では無料で画像加工ができるソフトがたくさんあります。
高いソフトを購入するのは厳しいため無料ソフトを使っている方も多いと思います。
しかし、使用は無料でも「商用利用は有料」と定めているサービスもあります。使用の際はしっかりと注意しなければなりません。
以下に記載しているソフトは全て、公式で商用利用を認めている無料ソフトです。
オフラインで利用出来るPCダウンロード用ソフト
レイヤー機能搭載の「GIMP」
画像引用元:https://www.gimp.org/
高価な写真加工ソフト同様の作業が可能で、WindowsだけではなくMacやLinuxにも対応しているのが大きなメリット。
クリックひとつで記憶した作業が出来る自動処理登録や、追加プラグインでさまざまな機能が使用可能になる機能拡張もGIMPの魅力の1つと言えます。
使える機能の主なものとして下記があります。
・レイヤー機能
・コントラスト調整
・色調補正
・選択範囲機能
・グラデーション
・画像サイズ・解像度変更
・ブラシツール
一括画像変換ができる「XnConvert」
画像引用元:https://www.xnview.com/en/xnconvert/
多彩なOSで使用可能のXnConvertは、なんと500種以上の画像フォーマットに対応しています。
さらに一括画像変換などの機能も搭載しており、このソフト1つでさまざまな画像編集をすることができます。
使える機能の主なものとして下記があります。
・一括画像変換
・画像のリサイズ
・トリミング
・テキスト・透かしの追加
・自動コントラスト
・エフェクト追加などの画像調整
ブラウザ上で使える高機能画像加工ツールもある
LinuxやChromebookという機種は軽い反面、いつも利用しているソフトが対応していないということもよくありますが、ブラウザ上で利用できるツールであればPC機種を選びません。
更に最近では、スマホでアプリがリリースされている場合もあります。
WEBサービスは会員登録をしないと使用できないケースもありますが、ここで紹介しているものは全て「会員登録しなくても利用可能のもの」です。
初心者におすすめの「Fotor」
画像引用元:https://www.fotor.com/jp/
TOPから編集、もしくはEDITで画像編集モードにして写真加工が可能です。
もし英語表記になっていた場合、左下のSettingsからLanguageを選べば日本語表記にできます。
コントラスト調整や色調補正、サイズ変更などの簡単な加工処理が可能で、他にも美肌という項目にリップやアイラインの補正もあり、人物加工に特化しているのが特徴です。
ブラシやレイヤー機能などはありませんが、使い方のガイドも表示されているので初心者でも使用しやすいツールでしょう。
iOS、Android、Windows、Mac、WEBブラウザ版があります。
本格的な加工ができる「Pixlr Editor」
画像引用元:https://pixlr.com/editor/
端末を選ばず、無料で本格的な写真加工ソフト同等の加工を行えるツールです。
GIMPとほぼ同じ機能が使え、WEBブラウザ版とGoogle Chromeの拡張機能、iOSとAndroidアプリもあります。
URLを使ってネット上にある画像を加工することもできます。
文字を多数使いたい場合は、フォントを有料で購入するシステムになっていますが、特に文字フォントにこだわりがなければフリーフォントでも充分作業できます。
スマホで操作できる画像加工アプリ
他ユーザーの画像加工が見れる「PicsArt Photo Studio」
画像引用元:https://www.microsoft.com/ja-jp/store/p/picsart-photo-studio/9wzdncrfj10m
PicsArt Photo Studioは、フィルタから文字追加までさまざまな画像加工ができます。
SNSのように他のユーザーが加工した画像も見ることができるので、画像加工の参考にすることも可能です。
自分の加工センスを伸ばしていくこともできる、ちょっとお得なアプリです。
スマホでも高機能な「Adobe Photoshop Fix」
画像引用元:https://www.adobe.com/jp/products/fix.html
あのフォトショップの公式スマホアプリ版が、無料で使用することができます。
写真に写った背景の人物や邪魔な建物などを簡単に削除することができる機能や、人物の顔を調整したりすることもできる高機能なアプリです。
「どの作業を行うか」を考えて選ぼう
ただ高機能なだけではなく、目的ごとに使いやすいサービスは異なります。
レイヤー機能を使いたいならGIMP、変換をたくさん行うならXnConvertといったように、自分がどの作業を行うのかをいったことを重視して使用するソフトを選びましょう。
今回ご紹介した以外のものでも有料ソフト並の機能を持つ無料ソフトはたくさんありますので、サービス側の規約を守りつつ商用利用しましょう。