顧客管理システム(CRM)の導入を考える場合に頭を悩ませるのが導入形態です。
オンプレミス型とクラウド型という2つのタイプがあります。
どちらにしようか?と迷っている人は多いのではないでしょうか。
今回の記事では顧客管理におけるオンプレミス型とクラウド型の大きな違いからメリット・デメリットまで紹介していきたいと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
オンプレミス型とクラウド型の大きな違いは4つ
オンプレミス型とクラウド型の違いは4つ。
その違いを知ることで状況にマッチした導入形態を選ぶことができます。
では、さっそく見ていきましょう。
1. 導入方法
オンプレミス型とクラウド型ではまず導入方法に大きな違いがあります。
オンプレミス型では自社にクラウド環境を構築することによってサービスが提供されます。
具体的には、事前に用意されたサーバへソフトウェアをインストールする形です。
一方、クラウド型ではインターネット上のサーバを通してソフトウェアを利用します。
オンプレミス型のように自社でサーバを用意する必要がないのがクラウド型の魅力とも言えます。
2. セキュリティ
一般的にセキュリティの面ではオンプレミス型の方が優れていると言われています。
その理由は先ほど紹介した導入方法の違いが大きな要因です。
オンプレミス型では情報を社内のサーバ内で管理できます。
しかし、クラウド型では外部のサーバとのネットワークを通して情報へアクセスするためセキュリティに不安が残るとされています。
3. 費用
オンプレミス型では自社にクラウド環境を整えるための初期費用がかかります。
初期費用にはサーバ、ソフトウェア、ライセンスの合計にプラス定期的なメンテナンス費用などが発生します。
それに比べると、初期費用の面ではクラウド型は優秀です。
少額の初期費用はかかりますが、基本的には月額料金のみでサービスを使うことができます。
4. カスタマイズ性
自社で用意したサーバに導入するタイプのオンプレミス型では自由なカスタマイズが可能です。
そのため、業務の効率化を自社なりに追求していくことができます。
しかし、クラウド型ではこのように自社がシステムを変えることはできません。
クラウド型ではあくまでサービス提供会社が多くの企業にストレスなく利用してもらえるように標準化したものです。
独自でハイクオリティー!オンプレミス型のメリット・デメリット
オンプレミス型のメリット・デメリットは以下の通りです。
・・メリット
・セキュリティに強い
・カスタマイズ性に富んでいる
・オフラインでも利用可能
・他のソフトウェアと統合可能
・・デメリット
・導入・運用面で費用がかかる
・導入までに時間がかかる
・システムが故障した場合復旧に時間を要する
オンプレミス型では独自でサービスを構築できるため、カスタマイズ次第で質の高いシステムを作り上げることができます。
「費用面である程度余裕があり、システム構築に時間をかけることができる法人・個人」におすすめです。
安い早い!クラウド型のメリット・デメリット
次に、クラウド型のメリット・デメリットをまとめてみました。
・・メリット
・導入・運用費用が安い
・スムーズに導入できる
・インターネット環境があればどこでも利用可能
・ストレージを課金で拡張できる
・・デメリット
・セキュリティの不安がある
・カスタマイズ性が低い
・他のソフトウェアとの統合は不可
クラウド型の魅力はやはり「速くて安いこと」。
そのため、「コストをできるだけ抑えて顧客情報を管理・共有したい法人・個人」にはおすすめできます。
ぜひ検討してみてください。
顧客管理システムの導入で業務効率化へ
今回はオンプレミス型とクラウド型2つの顧客管理システムの導入方法について見てきました。
顧客管理システムはクライアントの連絡先からお問い合わせ内容まで一括して管理できるところが魅力。
導入すれば更なる業務の効率化をはかることができます。
ぜひ、今回の記事を参考にして状況に合った導入方法を選んでくださいね。