メルマガを配信しているのならば、クリック率はとても大切です。
しかし、その数字をグラフ化して満足していませんか?クリック率を測定したら、次に生かしましょう。
メルマガのクリック数から見えるニーズを分析して、次に活かす方法を解説します。
メルマガ配信からコンバージョンまでを段階ごとに数値化
メルマガ配信の成果はクリック率だけではありません。最終的にコンバージョン(成果達成)に結びつけることが重要です。
サイトの目的によって違いますが、例えばECサイトなら「商品の購入」、情報サイトでは「問い合わせ」がコンバージョン(成果達成)ということになります。
メルマガ配信→開封→クリック→サイト閲覧→コンバージョンまでの段階ごとに結果を数値化することで、どの段階で改善をすべきなのかが分かります。
●開封率が低いなら「件名」「タイミング」「頻度」を改善
HTMLメールなら、開封率を確認できるツールがあります。もしも開封率が悪ければ、次の3つを改善しましょう。
①件名を工夫する
メールの内容を端的に述べるのではなく、開封したくなる件名にしましょう。
数字や動詞を用いて、顧客がメルマガの内容を想像しやすくします。
②配信のタイミング
顧客がメルマガを開封しやすい曜日や時間に配信しましょう。
顧客の年齢層や職業などによっても、効果的なタイミングが異なります。
③配信頻度
メルマガ配信の頻度があまりに高いと、開封率は下がる傾向にあります。
顧客のニーズに合った頻度を模索しましょう。
●クリック率が低いなら、メルマガの内容を見直す
メルマガを開封しても、内容に興味が沸かなければ、クリックはしてもらえません。
開封率に比べてクリック率が低いなら、メルマガの内容を改善しましょう。具体的な改善案を挙げてみます。
*クリックしたくなるテキストやボタンにする。
*クリックしやすい位置にリンクを持ってくる
*簡潔で読みやすい文面にする。
*過去のデータから顧客をセグメント(グループ分け)し、関連性の高い顧客へセグメント配信する。
セグメント配信は、開封率を上げるのにも役立ちます。
●サイトからの直帰率が高ければ、サイトの内容を改善
メルマガからの直帰率は、新規顧客の直帰率より高い傾向があります。メルマガ読者は既にサイトの内容をある程度知っており、目新しさがなければクリックしても直帰してしまうのです。
メルマガからの直帰率が高すぎる場合には、何度訪れても興味を持ってもらえるよう、サイトの内容を更新することが効果的です。
メルマガはPDCAサイクルでコンバージョン率を上げる
メルマガからのコンバージョン率を上げる為に、配信毎にPDCAサイクルを回すと、結果が出やすいでしょう。
・・新商品の案内をするメルマガを発行した場合のPDCAサイクル例
P(計画):新商品の特長などを宣伝するメールを計画
D(実行):配信
C(評価):開封率が低・クリック率は並、直帰率は並
A(改善):件名と、配信のタイミングが悪い可能性
P(計画):メルマガの件名を工夫し、顧客に合わせた配信のタイミングを計画
D(実行):配信
C(評価):開封率上昇、クリック率低迷、直帰率は並
A(改善):リンク先のサイトの画像が重い、新商品の良さが伝わっていない可能性
P(計画):リンク先のサイトを改善
D(実行):配信
C(評価):開封率は高、クリック率高、直帰率は並
A(改善):既存顧客が興味を持つサイトになっていない可能性
・・PDCAサイクルを止めずに効果的なメルマガ配信を継続する
一度改善したクリック率が、また下がる可能性もあります。
何度も繰り返しPDCAサイクルを回すことで、メルマガによるコンバージョン率を保つことができるのです。
メルマガ配信によるデータを段階ごとに数値化することで、メルマガ配信による効果を最大限に引き出してみてはいかがでしょうか。