わが社は大丈夫?ITリテラシー

 

「最近の若者はITに強いから…」
そんな思い込みから、若手社員に対してのITリテラシー教育にそれほど力を入れていないという企業も多いのではないでしょうか。

 

ITのある環境が当たり前の現代だからこそ、社員へのITリテラシー教育を怠ると、最悪の場合企業の存続を脅かす事態に発展する可能性すらあります。

今回は、ITリテラシーの重要性や社員への教育について改めて考えてみましょう。

 

 

ITリテラシーが企業力をアップさせる

ITリテラシーとは直訳すると「情報技術の識字力」という意味になりますが、一般的にはソフトウェアやインターネットといった情報技術を使いこなす能力のことを指し、ITスキルを伴うものとも言えるでしょう。

 

しかし、いくらITスキルがあっても社内の様子を撮影した画像を安易に個人のSNSにアップするような人や、セキュリティ対策に慎重であってもパソコンの操作がおぼつかない人は、決してITリテラシーが高い人とは言えません。

 

ITリテラシーが高い人というのは情報・コンピューター・ネットワークといったITの中に含まれるあらゆるものをバランス良く使いこなせる能力がある人のことを言うのです。

 

したがって、企業においてITリテラシー教育を行い、ITリテラシーの高い社員を育てることは、業務を効率アップさせたり、セキュリティ事故を未然に防ぐことができるなど、企業全体の能力をアップさせることにも直結するのです。

 

 

オリエンテーションだけではNG!ITリテラシー教育の例

では、実際に社員のITリテラシーを高めるためにはどういったことを行えば良いのでしょうか。

一例を見てみましょう。

 

IT研修でOJTができると理想的

たとえデジタルネイティブである若手社員たちであっても誰にでもITスキルが同じように備わっているわけではありません。

 

新入社員はもちろんのこと、若手・中堅などの世代を問わず、以下のような内容を含むIT研修を行いましょう。この際、単にオリエンテーションを行うだけではなく、OJTができると理想的です。

 

*PCやネットワーク関連のセットアップ

 

*Eメールの設定やメールを使用する際のマナー

 

*Microsoft Officeなど一般的なビジネス系ソフトの基本操作

 

*社内独自のシステムや、社内でよく使用するソフトの基本操作

 

*デジタル著作権や情報セキュリティに関する基礎知識

 

 

デジタルコミュニケーションツールの活用で社員のトレーニングにもなる

 

いくらITに関する知識を身につけていても、実際の業務で起こるトラブルに対してすぐに適切な対応をとれるようになるものではありませんし、時にはインターネットで検索しても解決できない問題も発生します。

そこで有効なのが、デジタルコミュニケーションツールの活用です。

 

例えば社内SNSやメーリングリストを利用することで、その会社独自の対応方法を社員間で共有できるだけでなく、これらのツールを使い慣れていない社員にとっては安心してトレーニングできる場にもなります。

 

 

資格試験の導入で社員のやる気を引き出しスキルアップにもつながる

はっきりと目に見える形で社員の能力を高めたい場合は、ITに関する基礎知識を身につけられる「ITパスポート試験」や、情報セキュリティに関する知識や技術が身につけられる「情報セキュリティマネジメント試験」、コンピュータやネットワークの基礎知識が身につけられる「IC3」といった資格試験の導入も有効です。

 

試験という目標があることで社員のやる気を引き出すことができますし、社外でも通用するスキルを確実に身につけることができるため、社員個人のスキルアップにもつながります。

 

 

継続することでその時代に応じたITリテラシーが身につく

セキュリティやネットでの炎上など、現代の企業にとってはもはや避けることのできないITリテラシーの問題。

 

ITをとりまく環境が目まぐるしく変化する中で、ITリテラシー教育は一度行えば良いのではなく、常に継続して行う必要があります。

スピード感を持ってその時代に応じたITリテラシー教育を行いましょう。