新入社員研修で伝えておきたい!業務を効率化するITリテラシー

 

ITリテラシーとは、情報技術を自身の目的に沿って活用し、正しく使いこなす能力のことを指します。

 

近年企業では業務効率化をはかってさまざまなIT技術の導入がなされていますが、そのシステムを十分に活用するには、基本的な能力であるITリテラシーの向上が必要不可欠です。

特に、新しく入社する社員へのITリテラシー教育は重要なものとなります。

 

今回は、新入社員研修で伝えておきたいITリテラシーについてご紹介します。

 

 

1.ITの基礎を教えることで問題発生時に自分で対処できるスキルを育てる

まずは、インターネットやネットワークの誕生、データベースの仕組み、その利用方法といった基礎の説明を行いましょう。

ITに関する基本的な知識を深めることで、IT 技術を使用する上で何か問題が生じた時でも自身で対処できるようなスキルを身につけさせることが目的です。

 

 

2.業務効率化に役立つ機能やサービスを具体的に提示する

WordやExcelは有名かつ利用経験が多い傾向にあるため、その機能についてはすでに理解している新入社員も多くいることでしょう。

 

しかしこれらの技術以外にも、企業活動に役立つサービスは多く存在しています。

企業でよく使われている以下のようなサービスを具体的に説明し、利用を促すことで業務効率化に役立てることができます。

 

 

・・素早い対応に役立つクラウドメールサービス・文書作成ツール

 

クラウドメールサービスを利用すれば、顧客や社内メンバーからの連絡を外出先でもその場で確認することができます。

メールの送受信をすることもできるので、相手を待たせることなく、素早い対応が可能です。

 

また、クラウド版文書作成ツールは、外出中でも資料の閲覧や作成が可能なので、確認のために会社に戻る手間がありません。

移動時間を大幅に省くことができ、商談時間の確保などその他の作業時間の増大に役立ちます。

 

 

・・タイムラグを減らすファイル共有機能

 

ファイル共有機能を使えば、過去の顧客情報や営業マニュアルなど、社員が必要とする資料を簡単に保存・閲覧・共有することができます。

 

突然資料が必要になった時も素早く開くことができるほか、互いにオフィスにいなくてもリアルタイムで簡単に共有することも出来るので、タイムラグの大幅な削減にも繋がります。

 

 

・・業務効率化の要・情報共有に役立つチャット機能

 

オフィスにメンバー全員がいなくても、スマホでも利用できるようなチャットツールを使用すれば、場所や時間を問わず社内のメンバーと互いに連絡を取り合うことができます。

 

少しの伝達や確認もリアルタイムでこまめに行なうことでしっかりとした情報共有ができ、トラブル回避にも役に立ちます。

 

 

3.IT技術を利用する上で必須のマナーも伝えてトラブルを未然に防ぐ

上記のように発展したIT技術によって、企業の財産とも言えるデータは簡単に共有し、持ち運ぶことが出来るようになりました。

 

その半面、情報漏えい等のセキュリティ上のリスクも問題となっています。ITリテラシーの向上には、IT技術への理解だけでなくその活用マナーへの理解も欠かせません。

 

情報漏えいによりどのような損害が発生するのか、社内データはどう取り扱うべきか、という企業の運用ルールや基礎的なマナーをしっかりと伝え、意識付けを行なうことで、トラブルを事前に防ぐことが出来ます。

 

それまでの学生時代や、プライベートでのIT利用とはハッキリと線引きをし、社内ルールを守ってサービスや端末を利用する、という意識をしっかりと持たせることが大切です。

 

 

新入社員のITリテラシーを向上させて業務効率化をはかろう

 

今回は新入社員研修で伝えておきたいITリテラシーについて解説しました。

 

しっかりとしたITリテラシー教育をし、社員一人ひとりの意識や知識を向上させることで、より生産性の高い仕事をすることができるでしょう。

 

ITリテラシーの高い人材を増やし、社内全体の業務効率化につなげていきましょう。