会社が利益を出すには、売上を上げるための取り組みが必要なのは当然のことですよね。
しかし利益とは、売上から費用を差し引いたもの。つまり、最大限に利益を得るには経費削減に取り組むこともまた重要なのです。
今回は、そんな経費削減のアイデアを3つ解説します。
社内の身近な備品や事柄に関するアイデアをピックアップしていますので、すぐに取り組めそうなものがあれば、ぜひ検討してみてください。
1.「ペーパーレス化」で保管コストを下げて同時に業務効率化する
あなたの会社には、紙の書類がどのくらい保管されているでしょうか?
かなりの量の書類があるという場合は、経費削減のためだけでなく業務効率化のためにも、書類の電子化(ペーパーレス化)を検討してみるとよいかもしれません。
「紙」で保管する量が多すぎると、そのぶん場所を取るため保管コストがかかってしまうほか、書類を整理したり探したりすることに多くの時間がかかってしまいます。
今保管されている書類の中で、紙で取っておく必要のないものを見つけたらデータ化して保管するという選択も考えてみましょう。
また、ペーパーレス化を決めたら、今後むやみに印刷をしてしまわないよう意識することが大切。
こうすることで、書類の保管コストだけでなく紙代や印刷代も節約することができます。
ただし、端末の不具合やデータ消失の可能性も考え、バックアップを用意するなどの対策をお忘れなく。
2.「Web会議」で移動費・移動時間を削減
社外での会議が続くと、移動費や移動時間がかかる点が気になりますよね。
そんなときには、インターネットを通した会議システムを提供しているサービスを利用するほか、Skypeなどの無料サービスを使って「Web会議」を開くという手もあります。
Web会議なら、移動費だけでなく移動時間も減らせる点が大きなメリットといえるでしょう。
とはいえ、すべての会議をインターネットで行うわけにはいかないという事情もあります。
そんな場合は無理にすべての会議をインターネットで行うのではなく、本社との会議など、取り入れやすい会議だけでもWeb会議に変えてみると良いかもしれません。
3.「ネットバンキング」の利用で銀行振込の手数料を節約する
銀行振込は、銀行の店舗に出向かなければできない、というものではありません。
インターネットで銀行と取引を行える「ネットバンキング」を利用すれば、銀行窓口で行うよりも振込手数料を節約できることがあります。
また、銀行に出かけて順番待ちをする必要がなくなり、その時間を他の業務に回せるようになるほか、クラウド会計サービスと連携ができるのもネットバンキングの強みといえるでしょう。
ただ、取引の記録がないと困る場面もありますので、定期的に通帳記帳を行うなどの対策を行う必要はあります。
以上、最高の利益を出すための経費削減のアイデアを3つ解説しました。
今回ご紹介した方法は、どれも経費削減と同時に業務を効率化させることもできるので、企業にとってのメリットも大きいはず。ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。